医療費未払いで債権会社から督促…

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こんにちは、アメリカでは滅多に病院に行かないうさマムです。

1年以上前に受けたマンモグラフィー(アメリカではマンモグラムと呼ぶのが一般的)の費用にまつわる失敗談です…。

 

私がアメリカで加入する保険のプラン(aetna signature)では、40歳以下の乳がんスクリーニングはカバーされません。つまり自己負担です。日本にいた時から、再検査になりやすく、定期的に検査するよう言われていました。

前回の検査から1年以上たったので、近所の婦人科を受診し、そこからマンモ専門の検査機関を紹介してもらいます。紹介といっても、一から予約を取らないといけないし、半月近く待たされました。

 

当日の支払いはゼロ

検査は段取りよく進み、お会計は、というと当日の支払いはなし。後日、請求書が行くから、ということで帰宅しました。

※私の保険プランはco-payがないので、風邪などで受診した時も、当日支払うことはありません。

届かない請求書

さて、1ヶ月たっても請求書が届かない…。保険で検査代がカバーされないことは知っているので、何で届かないのかと気になります。住所間違えてる??

ここで、検査を受けた時に手渡されたスリップに、アカウント番号を発見。検査会社のウェブサイトにアクセスすると、Pay Onlineがありました!アカウント番号を入力すると、ちゃんと私の情報が出るので間違いなさそうです。クレジットカードで支払いを済ませると、メールでレシートも届きました。

日本人的に、支払う必要のあるものは早く払ってクリアにしたい!という考えがあり、これですっきり、のはずだったんですが…。

請求書が届く

検査の1ヶ月後

検査会社から、請求書が郵送で届きました。確認すると、オンラインで払った金額と同額。アカウント番号も私が認識しているのと同じです。計上が入れ違いになり、消し込みが遅れるのはよくあること。といったん様子を見ることにしました。

検査の3ヶ月後

また同じ請求書が届きます。ウェブサイトのお問い合わせフォームより問い合わせてみるも返事なし…。

カスタマーサービスに電話で問い合わせると『オンラインで支払った時に届いたメールのレシートを送ればいい』との返答。速攻でレシートを送りました。がやっぱりまた届く請求書。

電話する→レシートをメールする→請求書がまた届く、を繰り返すこと数回。

検査の9ヶ月後、債権会社が動き出す

いつもと様子の違う封筒が届きました。ついにコレクションエージェント(債権会社)からの督促です。これは、ちょっと本気で取り掛からなくてはいけなくなりました。

まずは、今までやり取りをした全員をccにいれて、クレームのメール。返事なんか来ないので電話連絡。カスタマーサービスの担当も毎回違う人で、一から事情を説明しなければいけなかったです。記録に残っているはずなのに…。オペレーターの中には、もうバランスはゼロだと言う人もいたけど、請求は止まりません。

債権会社からの手紙に怯える日々です。しかも、利息がつきだしました。請求書が届くたびに金額が増えます。さらに、催促の電話まで来るようになりました。自動音声なので、一方的に『早く払わないとクレジットヒストリーに影響が出ます』と伝えられ切断。

債権会社の電話はつながらないし、検査会社のオペレーターは相変わらずメールを送れの一点張りで堂々巡り。

金額にして150ドルほどだったので、いっそ払ってしまおうかと心が折れそうになります。

検査から1年半、やっと解決

ついに、全然つながらない債権会社の担当者と話をすることができました。彼女がいうには、債権会社は、クライアント(検査会社)から依頼されているだけだから、私たちでは解決できない。検査会社にレシートを郵送で送ってみたら?と。

郵送・・・?検査会社のオペレーターからは、メール添付でレシートを送りなさいと言われていたので、その通りにしていましたが、郵送とは。

レシートをプリントし、請求書と一緒に送付したところ・・・なんと、これで解決したようで、電話も手紙もこなくなったのでした。検査してから1年半かかりました。

クレジットヒストリーへの影響

クレジットカードのサイトでいつも毎月チェックしていて、ある時突然スコアが80くらい下がりました。滞りなく支払っているので、いつも同じようなスコアなんですが、急に100桁の数字が変わるくらい下がりました。具体的な原因は明記されていなかったけど、考えられる原因の項目に<未払金がある>との表記。今回の件が影響しているのは明らかです。

近々車を買う、家を買う、という予定は当時ありませんでしたが、アメリカにおけるクレジットヒストリーの重要さはよく知っています。これまで、きっちり払ってきていたのが、たった150ドルのために下がるなんて悔しい!と思いましたが、事態が解決した後、何事もなかったかのようにスコアが戻っていました。

その後、車を買ったり家を買ったりしましたが、一時的に下がったことは影響ありませんでした。

 

 これを教訓に、自分から即支払うのではなく、少し待ってみて本当に支払うべきが考えるようになりました。大体、一度払ったら返金されるのにも相当な時間がかかりそうですし。医療費の請求書が1ヶ月も届かないなんて、日本だったらそわそわしてきますが、アメリカだったら全く普通。半年以上も前の請求書がふらっと届いたこともあります!

 日本のきっちりした会計は、特別なものだったんだな〜と実感する一件でした。